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メンテナンス完了および今後の運用等について

(2024.8.20) 

 
2024/8/27 追記
 
提供が遅れておりました2台については以下の日時から提供再開しております。
hpcipps1:8/20(火) 14:05
fgpu1       :8/26(月) 17:22
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8月14日(水)10時から実施しておりましたメンテナンス作業は完了し、本日8月20日(火)10時からサービス提供を再開いたしました。

現在は全演算システム(HPCIプリポストシステムを除く)が通常どおりご利用いただけます。

HPCIプリポストシステムおよびGPU搭載共用フロントエンドについては、遅れての提供開始となります。
提供再開時期等は以下(1)をご参照ください。

このたびはご不便おかけし申し訳ございませんでした。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

メンテナンス完了のお知らせにあわせて、今後の運用や利用時の注意点等について、以下にてお知らせいたします。
 

1. fgpu1, hpcipps1 再開提供スケジュール
2. Q,Rシステム OS変更完了
3. 共用領域(/home1/share/x86_64/el8/)運用について
4. 旧環境(CentOS)にて構築されたソフトウェア、環境設定(module)について
5. S192コアシステム提供
6. ベンチマークデータ公開
7. Gaussian16の利用について
8. コンパイラについて
9. インターネット高速ファイル転送サービス提供停止(年度末)
10. A,Bシステム 提供停止(年度末)
11. ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせについて
12. その他FOCUSスパコンご利用時の注意点
13. FOCUSスパコン試行利用(無償)の開始について
 

1. fgpu1, hpcipps1 提供再開スケジュールと再開後のOS

提供再開が遅れておりますfgpu1, hpcipps1 の再開スケジュールと再開後のOSは以下です。
 ・GPU搭載フロントエンドサーバ(fgpu1):8/26 提供再開(予定)、Rocky Linux 8.10
 ・HPCIプリポストサーバ(hpcipps1):8/20(本日)夕方ごろ提供再開、CentOS7(変更なし)※
  ※hpcipps1については変更前準備のための再開遅延です。
   このため、再開前後でOSの変更はありません。
   変更実施スケジュールは後日改めて連絡いたします。 
 

2. Q,Rシステム OS変更完了

メンテナンス中に以下システムのOSをRocky Linux 8.10に変更しました。
 ・Qシステム(GPU非搭載/搭載)
 ・Rシステム
4月から順次実施している演算ノード等のOS変更について、主要なシステムについては作業が完了しています。
残るV,Wシステム、hpcipps1 および フロントエンドの一部についても順次対応して参ります。
引き続き9/2 10時まで無償の検証環境(キュー:s001h_032c_RL)を提供しますので、ぜひご活用ください。詳細は「3.検証環境の提供」をご確認ください。
 

3. 共用領域(/home1/share/x86_64/el8/)運用について

OS変更に伴い、新規OSで構築/動作確認したソフトウェアを順次共用領域に導入しています。
「5.共用領域(/home1/share)の今後の運用について」をご確認ください。
 
OSS等の導入情報はポータルサイト(トップページ > お知らせ)に掲載しています。適宜ご確認ください。
ポータルサイト (要SSL-VPN接続)
 

4. 旧環境(CentOS)にて構築されたソフトウェア、環境設定(module)について

OS変更に伴い、旧OSで構築/動作確認したソフトウェア、環境設定(module)は 以下スケジュールで提供停止いたします。
 2024年度内 変更なし (これまでどおり利用可能)
 2025年4月 ディレクトリPATH 変更 (利用するためには環境変数PATHやMODULEPATHの変更が必要)
 2026年4月 提供停止 (利用不可)
今年度中に新環境(RockyLinux8)にて構築したソフトウェア等利用するよう移行していただきますようお願いします。
 

5.  S192コアシステム提供

本年4月からSシステムにおいて192コアシステムの提供を開始いたしました。
S192コアシステムは単ノード多並列なシステムとして提供し、単価が1,600円(ノード時間)ですが、短時間でジョブが完了するため、高いコストパフォーマンスが報告されています。(参考:次項ベンチマークデータ)
現在、S192コアシステムは16ノード提供しておりますが、提供ノード数については今後、ユーザのご利用状況や需要をみて柔軟に運用する予定です。
また、S192コアシステムのノード数変更に伴い、S032c,S092cのノード(VM)数も変更となりますことご留意ください。
最新の提供ノード・VM数は freenodes, squeues コマンドにて随時ご確認ください。
 

6. ベンチマークデータ公開

Sシステムの導入やOS変更があったため、主要なシステム (F,H,R,S032/092/192,Z) を中心に改めてベンチマークを実施いたしました。
今後のジョブ実行計画、システム選択の参考にしていただけますと幸いです。
ベンチマーク (Gaussianのみポータルサイトに公開)
 ・Gaussian (ポータルサイトに掲載)
 ・LAMMPS (2024.08報告版)
 ・OpenFOAM (2024.08報告版)
 ・OpenRadioss (掲載準備中)
 ・ストレージI/O性能 (2024.08)
 

7. Gaussian16の利用について

新共用領域へ移行済みです。旧共用領域ではなく、/home1/share/x86_64/el8/Gaussian/[リビジョン名]を指定して実行いただきますようお願いいたします。
また、(6)で計測したベンチマークの結果から、主なシステムでは、「G16 Rev.C02 AVX2版」を推奨リビジョンとしております。
Gaussian実行の際は、[g16c02_avx2]を指定することお勧めいたします。
 

8. コンパイラについて

・Parallel Studio XE 提供停止済
2021年に開発終了のインテル Parallel Studio XE については今年度はじめ(4月)にライセンスサーバを停止したため、新規コンパイルはできません。
コンパイル済みのバイナリは環境設定のうえ利用はできます。
後継の インテル oneAPI、特にFOCUSスパコン内ではRocky Linux 8環境で導入した「2024版」をご利用いただきますようお願いいたします。

・Intel OneAPI 2024 の利用を推奨
Rocky Linux8 環境で導入した「2024版」をご利用ください。
なお、2024版からは、icc/icpc, mpiicc/mpiicpc 等従来のC/C++コンパイルコマンドは廃止されております。
icx/icpx, mpiicx/mpiicpx をご利用ください。
(さらに、ifort廃止、ifxへの変更も予定されています。今後ご留意ください)

・GNUコンパイラ Ver.13 (el8環境向け) 共用領域への導入(検証中)
GNUコンパイラ Ver.13 については、検証を行っており近日公開予定です。
お急ぎの場合はユーザにて導入していただきますようお願いいたします。

・OpenMPI Ver.5 共用領域への導入(検証中)
OpenMPI Ver.5 の導入について、検証を進めておりますが、システム間のインターコネクトの差異や通信ライブラリの依存性によって共用領域への導入が現在のところ困難であると判断しております。
共通運用の方法も含めて導入について検討を行っております。
お急ぎの場合は、ご利用予定のシステム毎にユーザにて導入していただきますようお願いいたします。

・コンパイル/実行時の注意点
一般的に、コンパイル環境/実行環境をあわせた方が最適化され、速度がでます。
このため、ご自身でコンパイラ導入/ソフトウェアコンパイル/実行 をする際は、バッチ処理を活用し、同一の環境(システム)で構築することをお勧めいたします。

9. インターネット高速ファイル転送サービス提供停止(年度末)

インターネット高速ファイル転送サービス「Skeed Silver Bullet」(SSB)は2024年度内をもって提供終了の予定ですが、10月ごろ後継サービスを提供開始予定です。
詳細は追ってお知らせいたします。
 

10. A,Bシステム 提供停止

A,Bシステムは2024年度内をもって提供終了いたします。
ご利用中のユーザにおかれましては、今年度中に他システムへ移行していただきますようお願いいたします。
 

11. ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせについて

・ハードウェア構成変更等についてのお知らせ
メール通知および財団ホームページ「FOCUSスパコンシステムに関するお知らせ」に掲載いたします。

・ソフトウェア構成等についてのお知らせ
共用領域 (/home1/share/x86_64/el8/)へのアプリケーションの導入、コンパイル環境情報 等については 「ポータルサイト」に掲載いたします。

12. その他FOCUSスパコンご利用時の注意点

共用フロントエンド利用範囲
各種共用フロントエンド上では、プログラムの開発、コンパイル、小規模な解析・デバッグ、チューニング、小規模なプリポスト処理の実行が許可されます。
ユーザーの利用範囲は上記URLをご確認ください。

・home3および演算ノードローカルストレージ(/work)の利用を推奨しています
高負荷I/Oはhome1で実施しないでください。
home1: システム全体で500MB/s(あるユーザが負荷をかけた場合、他のユーザを含む全体の入出力が大きく遅延します)
home3: システム全体で11GB/s、プロセスあたり1GB/s
/work: システムによる。(~6GB/s R,Sシステムは高速I/O)
<参考>「home3の利用方法」
    「FOCUSスパコンストレージI/O性能検証」

13. FOCUSスパコン試行利用(無償)の開始について

8月1日からFOCUSスパコン試行利用(無償)制度の受付を開始いたしました。
FOCUSスパコンを無償で利用開始できる制度です。
利用開始を検討されている方がお近くにいらっしゃいましたら、本制度についてお伝えください。
 

本件に関するお問い合わせ先

FOCUSヘルプデスク


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