年末年始および年度後半の運用について
今後の運用について、以下のとおりご案内いたします。
1. 年末年始休業
2. 12月ご利用分の請求書発行スケジュール
3. 年度末(繁忙期)に向けた利用のご案内
4. 【予定】メンテナンス(2025/1/6)
5. OS変更作業およびそれに伴う運用情報等
(1) 今後のOS変更作業
(2) "新"共用領域の運用
(3) 旧環境で構築されたソフトウェア、環境設定(module)
(4) ベンチマークデータ
(5) Gaussian16
(6) 各種コンパイラについて
6. 今年度のシステム導入予定について
7. インターネット高速ファイル転送サービス
8. A,Bシステム 提供停止(今年度末)
9. ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせ
10. その他FOCUSスパコンご利用時の注意点
11. FOCUSスパコン試行利用(無償)
12. 2025年度料金(案)
1. 年末年始休業
2024年12月28日(土)より2025年1月5日(日)まで年末年始休業とさせて頂きます。
御迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
なお、休業期間中もFOCUSスパコンは稼働しております。
年内は12月27日(金) 17:45 まで、
年始は1月6日(月) 9:00 から業務を行います。
休業期間中に発生した障害、頂戴したお問合わせ (ヘルプデスクおよびメール) 等につきましては2025年1月6日より順次対応いたします。
2. 12月ご利用分の請求書発行スケジュール
締 め 日:2024年12月31日 (火)
発送予定日:2025年1月9日 (木)
振込 期限:2025年2月28日 (金)
3. 年度末(繁忙期)に向けた利用のご案内
年度末に向け利用率の上昇が予想されますため、計画的にご利用ください。
計算資源の占有申請についても増加傾向にございます。
占有申請は占有開始日の6業務日前13時までを推奨しております。お早めに申請してください。
なお、Sシステムにおいては、混雑状況に応じて柔軟に構成(VM構成)を変更する場合がございます。
適宜 squeues コマンド等で提供数、空き数を確認しながらシステム(キュー)を選択してください。
4. 【予定】メンテナンス(2025/1/6)
2025年1月6日(月)に新システム導入関連のメンテナンスを予定しています。
時間、影響範囲等の詳細は12月中旬に改めてお知らせいたします。
5. OS変更作業およびそれに伴う運用情報等
今年度、FOCUSスパコン演算システム、フロントエンドサーバのOS変更を進めています。
関連情報
(1) 今後のOS変更作業
HPCI プリポストシステムについては、OS更新は実施いたしません。
残るVPU(ベクトルプロセッシングユニット)搭載機(V,Wシステム、fvpu1)については、12月から順次OS変更を実施します。詳細については改めてお知らせいたします。
(2) "新"共用領域の運用
新OSで構築/動作確認したソフトウェアを順次、新共用領域(/home1/share/x86_64/el8/)に導入しています。
関連情報
OSS等の導入情報はポータルサイト(トップページ > お知らせ)に掲載します。
ポータルサイト (要SSL-VPN接続)
導入希望はヘルプデスクからご連絡ください。ご要望に応じて、導入を検討いたします。
(3) 旧環境で構築されたソフトウェア、環境設定(module)
旧OSで構築/動作確認していたソフトウェア、環境設定(module)は以下スケジュールで提供停止いたします。
- 2024年度内 変更なし(これまでどおり利用可能)
- 2025年4月 ディレクトリPATH 変更(利用するためには環境変数PATHやMODULEPATHの変更が必要)
- 2026年4月 提供停止(利用不可)
今年度中に新環境(RockyLinux8)にて構築したソフトウェア等を利用するよう移行してください。
(4) ベンチマークデータ
Sシステムの導入やOS変更があったため、主要なシステム(F,H,R,S032/092/192,Z)を中心に改めてベンチマークを実施、公開いたしました。
今後のジョブ実行計画、システム選択の参考にしてください。
特にSシステム(192コア)については、高いコストパフォーマンスを示している場合が多く、ぜひご活用ください。
ベンチマーク
- GROMACS 2024.09報告版
- LAMMPS 2024.08報告版
- OpenFOAM 2024.08報告版
- OpenRadioss 2024.08報告版
- ストレージI/O性能 2024.08
- OpenFDTD, FDS (掲載準備中)
- Gaussian (ポータルサイトに掲載)
(5) Gaussian16
Gaussian16は新共用領域へ移行済みです。
/home1/share/x86_64/el8/Gaussian/[リビジョン名] を指定して実行してください。
また、ベンチマークの結果から、主なシステムでは、「G16 Rev.C02 AVX2版」を推奨します。
(リビジョン名:g16c02_avx2)
(6) 各種コンパイラ
- ・コンパイラ等の共用領域への導入状況についてはOSS導入情報と同様にポータルサイトに随時掲載しています。
- ・Intel OneAPI 2024 の利用を推奨
- Rocky Linux8 環境で導入した「2024版」をご利用ください。
- なお、2024版からは、icc/icpc, mpiicc/mpiicpc 等従来のC/C++コンパイルコマンドは廃止されておりますためicx/icpx, mpiicx/mpiicpx をご利用ください。(さらに、ifort廃止、ifxへの変更も予定されています)
- ・GNUコンパイラ Ver.13 (el8環境向け) は共用領域へ導入済です。
- ・OpenMPI Ver.5 (el8環境向け) は共用領域へ導入済です。
- ・【V,Wシステム,fvpu1】NECコンパイラを新OS対応版に変更しました。
- 利用の際は、以下コマンドにて設定してください。
- $ source /opt/nec/ve/mpi/3.8.0/bin/necmpivars.sh
- また、旧バージョンでコンパイルしたバイナリは動作しません。
- 改めてコンパイルしていただきますようお願いします。
- ・コンパイル/実行時の注意点
- 一般的に、コンパイル環境/実行環境をあわせた方が最適化され、速度が出ます。
- このため、ご自身でコンパイラ導入/ソフトウェアコンパイル/実行 をする際は、バッチ処理を活用し、同一の環境(システム)で構築することをお勧めします。
6. 今年度のシステム導入予定
今年度、後半となりましたが以下の2システムを追加予定です。
スペック等については各々について改めてお知らせいたします。
Mシステム:MN-core2搭載機 (提供開始予定:12月)
Nシステム:GPU(H100)搭載機 (提供開始予定:2月)
7. インターネット高速ファイル転送サービス
高速ファイル転送サービス「Archaea(アーキア)」を2024年12月から提供を開始します。
詳細については別途お知らせいたします。
「Archaea」提供に伴い、「Skeed Silver Bullet」(SSB)は2024年度3月末をもって提供を終了します。
年度内に利用移行してください。
8. A,Bシステム 提供停止
A,Bシステムは2025年3月末をもって提供を終了します。
ご利用中のユーザは、今年度中に他システムへ移行してください。
9. ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせ
- ・ハードウェア構成変更等
- メール通知および財団ホームページ「FOCUSスパコンシステムに関するお知らせ」に掲載いたします。
- ・ソフトウェア構成等
- 共用領域(/home1/share/x86_64/el8/)へのアプリケーションの導入、コンパイル環境情報等については「ポータルサイト」に掲載いたします。
10. その他FOCUSスパコンご利用時の注意点
- ・共用フロントエンド利用範囲
- 各種共用フロントエンド上では、プログラムの開発、コンパイル、小規模な解析・デバッグ、チューニング、小規模なプリポスト処理の実行が許可されます。
- ユーザーの利用範囲は
https://www.j-focus.jp/user_guide/ug0002010000/#ug00020101030A をご確認ください。 - ・home3および演算ノードローカルストレージ(/work)の利用を推奨
- 高負荷I/Oはhome1で実施しないでください。
- home1: システム全体で500MB/s(ただし、あるユーザが負荷をかけた場合、他のユーザを含む全体の入出力が大きく遅延します)
- home3: システム全体で11GB/s、プロセスあたり1GB/s
- /work: システムによる (~6GB/s R,Sシステムは高速I/O)
<参考>「home3の利用方法」
「FOCUSスパコンストレージI/O性能検証」
11. FOCUSスパコン試行利用(無償)
2024年8月からFOCUSスパコン試行利用(無償)制度の受付を開始しています。
FOCUSスパコンを無償で利用開始できる制度です。
利用開始を検討されている方がお近くにいらっしゃいましたら、本制度についてご紹介ください。
12. 2025年度料金(案)
来年度料金(案)については2025年1月に提示の予定です。