メンテナンス完了および2024年度の運用について
2024年4月1日(月)0:00から実施しておりましたFOCUSスパコン定期メンテナンスは 4月11日(木)10:00に完了し、Sシステムのみ遅れて15:03に提供再開いたしました。
2024年度の運用について、以下にてお知らせいたします。
今年度前半はOS変更をシステム毎に順次進めていきます。
共用フロントエンド(ff)、Sシステムは移行完了し、RockyLinuxにて提供しております。
1. OS変更および共用領域運用変更
2. S192コアシステム提供開始
3. FOCUSスパコン利用契約約款
4. FOCUSスパコン利用料金表および計算資源利用細則
5. 共用キュー構成
6. SSL-VPNクライアントのバージョンアップ
7. インテル Parallel Studio XE 提供停止
8. Gaussian16の利用について
9. 財団提供従量ソフトウェア(Gaussian,MIZUHO BioStation)利用料金算出方法の変更
10. 共用ライセンスサーバ停止
11. 8月メンテナンス
12. その他
(1)ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせについて
・ハードウェア構成変更等についてのお知らせ
・ソフトウェア構成等についてのお知らせ
(2)FOCUSスパコンご利用時の注意点
・共用フロントエンド利用範囲
・home3の利用推奨
1. OS変更および共用領域運用変更
今年度の大きな変更点としてOSの変更があります。
検証キュー「s001h_032c_RL」(RockyLinux8, S32cシステム, 利用無償) をご活用ください。
変更仕様、スケジュール等詳細については以下に掲載しております。
「OS変更 および共用領域運用スケジュール」
※各システムの変更スケジュールは決まり次第メール通知するとともに上記ページに掲載します。
共用領域ソフトウェア(/home1/share/x86_64/el8/)については順次導入予定です。
導入状況、利用方法等についてはポータルサイトに掲載していきます。
2. S192コアシステム提供開始
3. FOCUSスパコン利用契約約款
<参考>「2024年度 「FOCUSスパコン利用契約約款」改定のお知らせ」
4. FOCUSスパコン利用料金表および計算資源利用細則
5. 共用キュー構成
<参考>「2024年度キュー構成」
6. SSL-VPNクライアントのバージョンアップ
SSL-VPN接続時にご利用いただいておりますクライアントソフト「Cisco AnyConnect Secure Mobility Client」は「Cisco Secure Client」に名称が変更となりました。
今回のメンテナンス以降に起動/接続した際、自動でバージョンアップされます。
ダウンロードに数分かかることがありますのでご注意ください。
7. インテル Parallel Studio XE 提供停止
2021年に開発終了のインテル Parallel Studio XE についてはライセンスサーバを停止いたしました。
新規コンパイルはできません。コンパイル済みのバイナリは環境設定のうえ利用はできます。
後継の インテル oneAPI をご利用いただきますようお願いいたします。
インテル oneAPI の共用領域への導入状況、環境設定方法はポータルサイトをご確認ください。
8. Gaussian16の利用について
新共用領域にGaussian環境を導入いたしました。
昨年度までの設定でも利用できるようにしておりますが、できる限り新共用領域にありますGaussian16をご利用いただきますようお願いいたします。
<バッチスクリプト変更例>
変更前) export g16root=/home1/share/g16c02_avx2
変更後) export g16root=/home1/share/x86_64/el8/Gaussian/g16c02_avx2
<参考>「従量アプリケーション利用の手引き」
9. 財団提供従量ソフトウェア(Gaussian,MIZUHO BioStation)利用料金算出方法の変更
利用料金算出方法をCPU時間ベースから、経過時間(ElapsedTime)ベースのノード時間相当に変更します。
・2023年度まで) ノード時間相当=CPU時間合計/システムコア数
・2024年度以降) ノード時間相当=経過時間*ノード数
10. 共用ライセンスサーバ停止
ISV課題ユーザにはお伝えしておりますが、共用ライセンスサーバは2023年度末をもって提供終了し、代替サーバを提供しております。しかしながら、移行連絡をいただいていないベンダー様もあります。ライセンス認証されずジョブが実行できない場合があることも考えられます。
ライセンス認証できない場合は、まずはベンダー様へご連絡いただきますようお願いいたします。
11. 8月メンテナンス
弊財団ビルの定期メンテナンスがあります。
FOCUSスパコンの停止/起動を伴いますため、1週間程度メンテナンスとなる予定です。
期間等決まりましたら7月に改めてお知らせいたします。
12. その他
(1)ハードウェア/ソフトウェア構成変更時のお知らせについて
・ハードウェア構成変更等についてのお知らせ
メール通知および財団ホームページ「FOCUSスパコンシステムに関するお知らせ」に掲載いたします。
・ソフトウェア構成等についてのお知らせ
共用領域(/home1/share/x84_64/el8/)へのアプリケーションの導入、コンパイル環境情報 等については「ポータルサイト」に掲載いたします。(要SSL-VPN接続)
(2)FOCUSスパコンご利用時の注意点
・共用フロントエンド利用範囲
各種共用フロントエンド上では、プログラムの開発、コンパイル、小規模な解析・デバッグ、チューニング、小規模なプリポスト処理の実行が許可されます。
ユーザーの利用範囲は上記ページをご確認ください。
・home3の利用推奨
ファイルシステムはhome1ではなく高性能分散ファイルシステム「home3」を利用するようにしてください。
【入出力性能】
home1: システム全体で500MB/s(あるユーザが負荷をかけた場合、他のユーザを含む全体の入出力が大きく遅延します)
home3: システム全体で11GB/s、プロセスあたり1GB/s
参考)「home3の利用方法」