「富岳」の世界1位獲得に関する理事長コメント
公益財団法人計算科学振興財団では、スーパーコンピュータランキングにおける、「富岳」の1位獲得に関して、以下のとおり、理事長コメントを発表します。
:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:・:
このたびのスーパーコンピュータランキングにおいて、「富岳」がTOP500等のランキングで3期連続世界1位を獲得され心より喜んでおります。
わが国のスーパーコンピュータとして、世界最速の座を連続で獲得されたことは、文部科学省や理化学研究所、富士通などの開発メーカーをはじめ、プロジェクトに携わる数多くの皆様方のたゆまぬご努力の賜物と敬意を表します。
「富岳」は、シミュレーションに加え、ビッグデータ分析やAIなどでも高い性能を有しており、3月の共用開始以降、すでに社会的課題の解決や最先端研究の加速等に貢献されています。
今後も「富岳」が、超スマート社会-Society5.0の実現に向けた中核的な科学技術基盤として、さらに成果を積み上げ、科学技術や産業の発展により一層貢献されることを期待しております。
当財団では、「富岳」が創出した成果が、社会や私たちの生活を取り巻く課題の解決に広く役立つよう、引き続き、「富岳」のクラウド的利用に関する共同研究への参画等を通じて、「富岳」の産業利用促進やスーパーコンピュータ利用の裾野拡大に全力を挙げてまいります。
2021年6月28日
公益財団法人計算科学振興財団
理事長 秋 山 喜 久