平成29年度第1回産業用クラウドスパコン利用推進協力会(賛助会員交流会)開催のご報告
平成29年7月25日(火) 「平成29年度第1回産業用クラウドスパコン利用推進協力会(賛助会員交流会)」 を、神戸商工会議所会館にて開催いたしました。今回32名の方にご参集いただきました。
* 只今 「 平成29年度FOCUS賛助会員 」 を募集しております。
詳しくは、こちら をご覧下さい。
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≪ 内 容 ≫
1.ご講演:オープンソースCAEによるクラウドを活用した構造解析(岐阜工業高等専門学校/オープンCAE学会)
柴田先生からは、クラウドの取り組みとして「オープンCAE+クラウド」を目指す、と冒頭に説明がありました。
クラウド利用の3パターン(SaaS/PaaS/IsaS)を示しながら、オープンCAEの価値はリソースが無限大のクラウド環境で利用することにあり、オープンソースを適用してクラウドを使うことが重要との指摘がありました。
次に、研究室で評価・検証したオープンCAE解析ツールの中で実践的な解析能力を持ち継続的な公開が安定している6種(FrontISTR、Salome-Meca等)の特徴と課題を、自身の体験を交えて報告して戴きました。
最後に、大規模構造解析ツールFrontISTRのクラウド環境での利用促進整備として、今後のFOCUSスパコンでの取り組みにつき説明がありました。
討議では、オープンCAEソフトの選択指針等や大規模解析データの取扱等に関し活発な質疑・意見交換がありました。
2.財団トピックス報告 (計算科学振興財団)
財団からは、上期FOCUSスパコン増強計画等、機械学習等の講習会の拡充、ならびにオープンCAE学会やISVベンダとの連携強化等につき報告しました。
3.ランチタイム プレゼンテーション(「スパコン産業利用セミナー」出展企業による製品・ソリューション紹介)
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今回は午後の「スパコン産業利用セミナー」と併せて、多数ご参加いただき、講師・会員相互の交流・情報交換等を図っていただきました。
今後も賛助会員の皆様の交流やご意見を頂戴する場として本会を定期的に開催するとともに、「京」をはじめとするHPCIが産業界にとって利用しやすい制度となるよう産業界の意見聴取・集約や提言等に積極的に取り組んでまいります。