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富岳コンピュータの1位獲得に関する計算科学振興財団理事長コメント

 公益財団法人計算科学振興財団では、スーパーコンピュータランキングにおける、「富岳」の1位獲得に関して、以下のとおり、理事長コメントを発表します。
 

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 このたびのスーパーコンピュータランキングにおいて、「富岳」が6月に続きTOP500等4つのランキングで1位を獲得され心より喜んでおります。

 わが国のスーパーコンピュータとして、世界最速の座を連続で獲得されたことは、文部科学省や理化学研究所、富士通などの開発メーカーをはじめ、プロジェクトに携わる数多くの皆様方のたゆまぬご努力の賜物と敬意を表します。

 「富岳」は(令和3年度の共用開始を前に)すでに新型コロナウイルス感染の解明・対策に関する研究に計算資源を提供し、医学的側面のみならず社会的側面からの研究にも大きく貢献されています。

 また、世界最高性能のスーパーコンピュータを利用できることは、わが国の産業界にとって国際競争力を維持・強化するうえで極めて重要であることから、産業界の「富岳」への期待も一段と高まっています。

 当財団では、「富岳」と同様のテクノロジーを採用した商用機FX700(ミニ富岳)をいち早く共用しており、「富岳」のクラウド的利用に関する理研との共同研究にも参画しています。未来社会Society5.0の形成に向けて、「富岳」を活用した成果が社会や私たちの生活を取り巻く課題の解決に広く役立つよう、引き続き、「富岳」の産業利用促進およびスーパーコンピュータ利用の裾野拡大に全力を挙げてまいります。


                               令和2年11月17日
                               公益財団法人計算科学振興財団
                               理事長    秋 山 喜 久


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