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FOCUSスパコン利用者様の声_株式会社コベルコ科研

計算機のコア数アップを検討していたが、予算が限られており自社で大規模な計算機の導入を行うことはできなかったことから、安価に使用できるFOCUSスパコンを利用することとなった。

 

自社の計算機と比べて速度アップとなったことで、当時抱えていた開発課題を期間内に完了することができた。

  


株式会社コベルコ科研様は、分析・解析・測定から試作・製造までを行う総合試験研究会社です。2019年4月に計算科学に関する人材と技術を集約した「計算科学センター」を新設されました。今回は、その計算科学センター所属の 主任研究員 松岡 寛和 様にFOCUSスパコンの利用開始時期のご苦労やスパコンを利用する利点などについてお話しいただきました。  

  

FOCUSスパコン利用前に抱えていた課題

大規模なCFD(数値流体解析)の実施を検討していたが、当時自社で保有していた計算機ではコア数が足りず計算時間が長時間となっており、計算速度向上のために計算機のコア数アップを検討していた。
       

FOCUSスパコン選定の理由・決め手

上記のように計算機のコア数アップを検討していたが、予算が限られており自社で大規模な計算機の導入を行うことはできなかったことから、安価に使用できるFOCUSスパコンを利用することとなった。
        

苦労した点や工夫した点

セキュリティの関係から、当社のネットワークから直接外部のマシンに接続することができなかったため、敷地内に別回線を引くこととなった。社内では初めての事例であり、関係各所への説明、並びに、工事の予算を取っていなかったことから予算調達に苦労したが、現在ではスーパーコンピュータ「富岳」への接続にも使用しており重宝している。

また、受託解析を請け負っている他社のデータを外部のコンピュータに置くことについて、お客様には、FOCUSスパコンにしか接続できない設定にすることを説明し、ご理解いただけた。

FOCUSスパコン利用開始にあたっては、FOCUS主催の利用講習会は受講せずとも基本的には、FOCUSのWEBサイトの利用の手引きを見ながらスムーズに利用を始めることができた。
       

利用の成果と今後の展望

自社の計算機と比べて速度アップとなったことで、当時抱えていた開発課題を期間内に完了することができた。速度アップにより1案件あたりの計算終了までの時間が早くなるだけではなく、難しい計算のトライ回数を増やすことにもつながってる。年間の仕事量を増やすことができたり、難しいことに更にトライすることができるようになるというメリットはあると思う。

自社の計算機で不十分な場合には今後もFOCUSスパコンを利用することを検討したい。 また、「富岳」の利用を試してみたい。
       

FOCUSスパコンの評価

コア数を安価に利用できるところはよいが、自社のライセンスを使って商用ソフトを使うことができないのがネック。自社と同等以上のライセンスを用意しようとすると短期でも数百万円が必要なため、フリーソフト以外での利用はハードルが高いと感じる。他のクラウドサービスでは自社ライセンスを使用できるので余計に残念に思う。

また、ユーザーが多いことが関係していると思うが、障害の発生が特にDシステムで多いように思う。(Dシステムは2021年3月運用終了) 想定外の使い方をするユーザーがいるので仕方のないことではあると思うが、もう少し改善していただきたい。
      

FOCUSスパコンに今後期待すること

商用ソフトの自社ライセンスを使えるようにしていただけると、利用するためのハードルがかなり下がるので、ぜひ実現していただきたい。
        

 
以上の内容は、アンケートの回答とインタビューをまとめたものです。(2021年7・9月実施)

    
     

株式会社コベルコ科研
計算科学センター
主任研究員 松岡 寛和 氏
   


     
       

FOCUSスパコン利用事例

コベルコ科研様の事例は、財団作成のスパコン シミュレーション事例集に掲載しています。
事例PDFは、以下からご覧いただけます。
  

1.リチウムイオン二次電池の劣化 -原子レベルでの変化-
 利用施設    :スーパーコンピュータ「京」、FOCUSスパコン
 計算規模    :110万ノード時間積
 利用ソフトウェア:PHASE Ver.11
 事例PDFはこちら 
   

2. 機械学習を活用した多孔質材料の最適構造の探索
 利用施設 :自社内設備、FOCUSスパコン
 計算規模    :解析時間 約100時間
 利用ソフトウェア:COMSOL Multiphysics、MATLAB、Python+scikit-learn
 事例PDFはこちら
 

3. 3次元熱流体解析によるFCV用高圧水素タンク内温度予測
 計算規模    :100~500万セル
 利用ソフトウェア:Ansys Fluent
 事例PDFはこちら


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