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FOCUSスパコン利用者様の声_特定非営利活動法人CAE懇話会

   

FOCUSスパコンがまるで個人用PCのように使えるということに感激する受講者もおられました。

 

FOCUSスパコンでは、利用者の視線にあわせて、相談に乗っていただけるので、安心して使うことができます。

   

  


特定非営利活動法人CAE懇話会様は、CAEの利用推進、人的交流を目的とし、全国的に活動されている法人です。活動の一環として『解析塾』の名称で多数の技術講習会を開催し、CAEの人材育成に取り組まれています。一部の講習会ではFOCUSスパコンに接続しての実習も行っています。 副理事長の辰岡正樹 様に講習会を主催されている立場からFOCUSスパコン、講習会に関するご意見を伺いました。

  

FOCUSスパコン利用前に抱えていた課題

NPO法人として、解析塾(社会人向け技術講習会)を開講していますが、実習付きの講習会の場合、実習環境(PC)を受講者が用意するのが一般的です。現在は、個人でPCを用意するのが比較的容易になってきていますが、実習は、統一した環境で実施するのが望ましい場合が多く、クラウドサービスは、その条件を満たすものです。このような課題を解決する一つの方法がクラウドの利用であり、使いやすいクラウドであるFOCUSスパコンを利用することが解決策となりました。

個人用PCに実行環境を用意できれば、講習の時間以外でも受講者はいつでも実習の復習ができるという便利さはありますが、講習会のときは、実習をスムーズに進めるためには、実行環境の統一が必要になります。FOCUSスパコンについては、講習会が複数回にまたがる場合、期間中は講習会開催日以外も利用できるよう便宜を図っていただいているので、自宅から、あるいはオフィスからFOCUSスパコンを使えるということになります。FOCUSスパコンがまるで個人用PCのように使えるということになり、そのことに感激する受講者もおられました。

FOCUSスパコン選定の理由・決め手

FOCUSスパコンは、稼働開始当時から関心を持ってみていましたが、手続きが簡便で明快、サポート面でも安心して使える環境であることが選定の理由です。他のクラウドサービスを使用したこともありますが、講習会で使用するには、サポート面でFOCUSスパコンに優位性がありました。

苦労した点や工夫した点

クラウドサービスでも、営業的に利用者に対応する人が重要です。公的な資金が投入されている、あるクラウドサービスでは、大規模ユーザーだけを対象としているのか、使わせてやっているというところもありました。そのようなクラウドサービスに比べると、FOCUSスパコンでは、利用者の視線にあわせて、相談に乗っていただけるので、安心して使うことができます。

利用の成果と今後の展望

今後もFOCUSスパコンを活用した解析塾を継続して開催していきたいと考えています。

FOCUSスパコンの評価

現時点での使用については、サービス、営業的対応について、全く問題ありません。現状を維持していただければと思います。
システム面では、リモートデスクトップの実習(CAD/CAE)ができる環境ができるとよいのですが、ユーザー側のネットワーク環境の強化も必要になると思いますが。

FOCUSスパコンに今後期待すること

スーパーコンピュータ「富岳」へのステップとしてのFOCUSスパコンの役割があると思いますが、HPCのすそ野を広げるために、ワークステーションを使っているユーザーのステップアップのためのHPC入門的な講座の必要性を実感しています。このような講座の運用開発について、ご相談できればと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。

 
以上の内容は、アンケートの回答とインタビューをまとめたものです。(2021年7・8月実施)

    
 

特定非営利活動法人CAE懇話会
副理事長 辰岡 正樹 氏
  
  



インタビューを終えて

昨年からのコロナ禍によって講習会の開催環境も大きく変わりました。オンライン開催が当たり前になり、その環境は目まぐるしく変化し、技術も発展しています。今回のインタビューでも、講習会の課題や要望をお聞きすることができました。今後、財団がそれにお応えできるよう努めていきたいと思います。


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