データで見るFOCUSスパコン10年
FOCUSスパコン運用10年間(2011年4月~2021年3月)を様々なデータで振り返ります。
各データは、こちらからダウンロードすることができます。
FOCUSスパコン利用法人名一覧
2011年度~2020年度の利用法人名一覧(360法人)は、こちらをご覧ください。
利用法人・課題数
累計利用法人数 360法人
累計課題数 576課題
(2021年3月末時点)
利用法人・課題数は堅調に増加。とりわけ利用法人数は、運用開始以来9年連続で前年度を上回った。複数課題で利用する法人が増加傾向にあり、2015年度以降は課題数の伸びが顕著。
利用法人分類
10年間の利用法人を所在地、業種、規模、利用目的に分類しています。
※ 画像をクリックするとグラフが大きく表示されます。
所在地別
所在地 | 法人数 |
---|---|
関西以外 | 250 (69%) |
関西(兵庫県除) | 55 (15%) |
神戸市内 | 31 (9%) |
県内(神戸市除) | 24 (7%) |
合計 | 360 |
企業規模別
法人規模 | 法人数 |
---|---|
大企業 | 203 (56%) |
中小企業 | 43 (12%) |
小規模事業者 | 86 (24%) |
それ以外 | 28 (8%) |
合計 | 360 |
業種別1
業種 | 法人数 |
---|---|
鉱業,採石業,砂利採取業 | 2 (1%) |
建設業 | 16 (4%) |
製造業 | 185(51%) |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 5 (1%) |
情報通信業 | 70 (19%) |
卸売業,小売業 | 4 (1%) |
学術研究,専門・技術サービス業 | 54 (15%) |
教育,学習支援業 | 21 (6%) |
サービス業(他に分類されないもの) | 3 (1%) |
合計 | 360 |
業種別2
業種 | 法人数 |
---|---|
製造業 | 185 (51%) |
IT関連サービス業 | 124 (35%) |
その他 | 51 (14%) |
合計 | 360 |
利用目的 (複数回答可)
年度 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HPCスタートアップ利用 | 35 | 58 | 68 | 56 | 61 | 54 | 67 | 78 | 86 | 99 |
29% | 32% | 26% | 24% | 25% | 22% | 26% | 29% | 29% | 29% | |
HPCステップアップ利用 | 25 | 37 | 74 | 65 | 87 | 88 | 85 | 74 | 79 | 80 |
21% | 20% | 28% | 28% | 36% | 36% | 33% | 28% | 26% | 24% | |
新産業振興 | 16 | 23 | 30 | 18 | 27 | 22 | 24 | 29 | 38 | 45 |
13% | 13% | 11% | 8% | 11% | 9% | 9% | 11% | 13% | 13% | |
国産アプリインキュベート | 16 | 23 | 24 | 26 | 23 | 29 | 30 | 28 | 31 | 34 |
13% | 13% | 9% | 11% | 10% | 12% | 12% | 10% | 10% | 10% | |
公的アプリ利活用支援 | 3 | 9 | 15 | 12 | 12 | 14 | 16 | 19 | 20 | 28 |
3% | 5% | 6% | 5% | 5% | 6% | 6% | 7% | 7% | 8% | |
産学連携利用 | 13 | 19 | 17 | 22 | 12 | 17 | 18 | 20 | 21 | 22 |
11% | 10% | 7% | 10% | 5% | 7% | 7% | 7% | 7% | 6% | |
企業技術者の育成利用 | 9 | 10 | 18 | 18 | 19 | 20 | 20 | 20 | 25 | 29 |
8% | 6% | 7% | 8% | 8% | 8% | 8% | 7% | 8% | 9% | |
「京」「富岳」を中核とする研究教育拠点形成 | 0 | 0 | 5 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
0% | 0% | 2% | 2% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 1% | |
その他 | 3 | 2 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3% | 1% | 4% | 4% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
計算資源供給量と利用量
FOCUSスパコンの計算資源供給量と利用量の推移
出典1
年度 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
通年利用率 | 42% | 43% | 65% | 26% | 64% | 56% | 28% | 21% | 20% | 33% |
・FOCUSスパコンは、スパコンによる大規模並列計算を産業界に普及するため、いつでも大規模並列計算が実行できる環境整備を目標として運用を開始。
・利用量は年々増加。一年度内では下半期に利用が集中傾向。2016年度まで下半期の利用率は70%を超え供給は逼迫。このため、利用率50%程度を目標に段階的なシステム増強により供給量を拡大してきた。
・これにより、2017年度以降、利用者が、いつでも大規模並列計算が実行できる環境が整いつつある。
・年度当初の実供給量は、機器増設又は定期的なメンテナンスにより減少
・2020年度の供給量は、Eシステム運用終了、Dシステム一部休止により減少
利用アプリケーション分野 (2015年度~2020年度)
出典1
データのダウンロード
ダウンロード可能なデータは、次の通りです。
・FOCUSスパコン利用法人名一覧表
・利用法人・課題数
・利用法人分類(所在地別、企業規模別、業種別)
・計算資源供給量と利用量、利用アプリケーション分野
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出典1: FOCUS スパコンシステム運用の10 年(2), 西川 武志, 木下朋子,研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC), 2021-HPC-180 (19),1-5(2021-07-31).