メニュー

高度並列化推進枠の公募内容および応募方法について

1 公募の概要

1-1 目的・性格

高度並列化推進枠は、公益財団法人計算科学振興財団(FOCUS)に整備された産業界専用のスーパーコンピュータ(FOCUSスパコン)のD,Eシステムの一部、各16ノードを平成26年度内に高度な並列化を実施する課題に提供し、高並列化が必須のスーパーコンピュータ「京」の産業利用の促進を図ると共に「京」の100倍の性能を持つ次世代機(エクサ級)で中核アーキテクチャと予想されるメニーコア演算装置の利用技術の推進を図るためにFOCUSが設けた利用制度です。

1-2 高度並列化推進枠に関する規則

高度並列化推進枠での利用にあたっては、公益財団法人計算科学振興財団スーパーコンピュータシステム利用規程(平成26年4月1日施行、以下、利用規程)ならびに公益財団法人計算科学振興財団スーパーコンピュータシステム利用契約約款(平成26年4月1日施行、以下、約款)に定める規則の遵守をお願いします。本枠に採択された課題は弊財団と約款とは別の利用契約を交わしていただきます。なお、その利用契約において大きく異なる点は、下半期において高度並列化推進枠の継続条件を設け、Dシステム利用で月間平均並列数256以上を満たさなければ契約を解除する、としていることです。

1-3 応募から利用開始までのスケジュール

高度並列化推進枠における利用課題の応募から利用開始までのスケジュールは以下の通りです。
募集期間 3/14(金) ~ 3/31(月)
審査期間 4/1(火)~4/7(月)
利用開始 4/15(火)


2 公募の内容

2-1 概要

Dシステム利用とEシステム利用でそれぞれ1課題を採択し各課題に16ノードを提供します。一般利用とは異なる、公表可能な目的と課題概要を記載した申請書を提出していただきFOCUS高度並列化審査委員会で審査し採択課題を決定します。
目標としては、以下の4区分から1つ以上を必ず設定してください。
(1)既存ソフトウェアの高度並列化(256並列以上あるいはXeon Phi利用)
(2)高度並列化された新規ソフトウェアまたはアルゴリズムの開発
(3)上記(1)(2)の成果の公開、商用化等
(4)その他(申請者が詳細に記述)

社会還元成果としては、以下の6区分から1つ以上を必ず設定してください。
(1)ソフトウェアの利用知見・経験公開
(2)ソフトウェアまたはアルゴリズムの公開
(3)既存のソフトウェアの並列化・大規模化の結果
(4)Xeon Phi利用知見・経験公開
(5)Xeon Phi利用ソフトウェアまたはアルゴリズムの公開
(6)その他(申請者が詳細に記述)

平成26年度内に中間報告として目標に対する進捗状況をFOCUS主催イベントでの発表を義務づけます。利用終了後、平成27年4月に利用報告書の提出を義務づけます。

2-2 Dシステム利用

汎用CPUを用いた高並列ジョブを継続実行する課題を募集します。
ノード単体内の並列化しか利用せずかつ多数同時並行にジョブを投入し実行する利用は採択対象としません。ただし1つのジョブで多数同時にパラメータサーベイを行うようなスクリプトやバイナリコードを利用するジョブは採択対象です。
10月以降、月平均並列数256未満の場合、翌月に改善されない場合は翌々月から利用中止とします。

2-3 Eシステム利用

Xeon Phiを利用する課題を募集します。
Xeon Phiの利用はオフロードモードでもネイティブモードでも構いません。
汎用CPUとXeon Phiを同時または連携して利用する課題を高く評価します。

2-4 中間報告と利用報告書

中間報告は平成26年度内のFOCUS主催イベントにて高度並列化推進枠での実施状況・進捗を発表していただきます。具体的な成果、直接的な結果、知財権に関する内容は非公開で構いません。申請書に記載した公表可能な目的と目標と中間報告時点での進捗・達成度を報告してください。
利用終了後は平成27年4月末までに利用報告書をFOCUSに提出してください。申請書に記載した公表可能な目的と目標と利用終了時点での進捗・達成度を報告してください。

2-5 経費負担

本高度並列化推進枠に係る経費のうち計算資源利用料・ソフトウェアライセンス料等ならびに中間報告のFOCUS主催イベントへ課題関係者の参加経費は各自の負担をお願いします。


3 応募書類の作成、応募方法等

3-1 応募書類の作成

応募書類の作成あたっては、以下の公募要領、別途記入例等を参照の上、作成をお願いします。




3-2 応募方法

電子データ及び原本の送付
応募は、応募申請書類一式(A4版、片面印刷)とともに同一内容をMSーWord形式およびPDF形式の電子データをCD-R1枚に記録し、申請者名と「高度並列化推進枠応募データ」の文字列を表面に記載し、封筒に収め、封筒の表面にも申請者名を明記の上、「高度並列化推進枠応募書類在中」と朱書きの上、郵送、宅配便等にて送付してください。直接持参しても受け付けいたしません。


4 審査等

提出して頂いた申請書の記載の利用目的、社会に還元される成果、利用課題説明、実施計画、将来計画、利用するコンピュータプログラムについて、申請課題の基礎となる公表情報についての内容についてFOCUS高度並列化審査委員会で審査します。


5 採択手続

採択が決定した利用課題の実施法人には、採択結果通知後に、高度並列化推進枠課題実施契約書を締結していただきます。


書類送付、問い合わせ先

〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1番28号
計算科学センタービル1階 公益財団法人 計算科学振興財団 運用課
Tel:078-599-5025 FAX:078-303-5611
メールアドレス: request[at]j-focus.or.jp  ([at]を@に変更して下さい)
 


  • 産業用スパコン利用相談センター
  • 賛助会員募集中
  • 「富岳」 利用研究課題の募集
  • ファーストタッチオプション「富岳」
  • 計算科学研究センター (R-CCS)