長時間キューの開設等運用開始についてのお知らせ
FOCUSスパコン利用者各位
平素はFOCUSスパコンをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、以下の4件について運用を開始しますのでご連絡いたします。
1) 長時間キュー開設
2) ジョブ排他制限解除設定の受付開始
3) 追加ストレージ領域 /home2 ハードリミットの設定変更
4) intel コンパイル版 Gaussian 16 Rev.A の導入
1) 長時間キュー開設
6月8日(木)10時から、長時間キューを開設いたします。 利用料金は各システムの従量料金と同じです。 長時間キューは最長実行時間が72時間に設定されますので、実行時間が 24時間を超えるジョブについてはこちらのキューをご利用ください。 ・期間 平成29年6月8日(木) 10:00 ~ 10月2日(月) 10:00 ※10月2日(月)10:00時点で長時間キューにて実行中のジョブは強制終了します。 ・長時間キュー情報 キュー名 最大ジョブ投入数 最長実行時間 最大ノード数 実行システム a072h 10/利用者 72時間 110 A b072h 2/利用者 72時間 2 B c072h 10/利用者 72時間 9 C d072h 10/利用者 72時間 38 D e072h 10/利用者 72時間 22 E f072h 10/利用者 72時間 5 F h072h 10/利用者 72時間 67 H ※最大ノード数は計算資源の予約状況により変動します。
2) ジョブ排他制限解除設定の受付開始
計算資源の期間占有(月単位および年度単位)にて、ジョブ排他制限解除の受付を開始 しました。 ジョブ排他制限を解除することで、1台の演算ノードに同時に複数のジョブを投入す ることが可能となります。 例) Fシステム(40コア)1ノードをジョブの排他制限を解除して占有利用した場合、 1コアだけ使用するジョブを40ジョブ同時に実行することが可能となります。 ジョブ排他制限の解除を希望される場合は、期間占有利用申請書をメールでお送りい ただく際に本文に「ジョブ排他制限の解除を希望」とお書き添えください。
3) 追加ストレージ領域 /home2 ハードリミットの設定変更
6月9日(金)に/home2のハードリミットを契約容量の2倍に設定いたします。 これまでは/home2の使用量が契約容量に達した場合即座に書込み不可となりました が、この設定により/home2の使用量が契約容量に達したとしても、猶予期間の間は /home2への書込みを行うことができるようになります。 ただし、猶予期間中であってもハードリミット(契約容量の2倍)を超えて書込むこと はできません。 猶予期間は1週間です。データを退避し使用量が契約容量未満になれば猶予期間は リセットされます。 /home2の使用量が契約容量を超え契約容量の変更が必要になった場合でも、猶予期間 内に契約容量を変更することで/home2への書込みを止めることなくご利用いただけます。 ※ /home2契約容量変更は、変更適用の2業務日前9時までにOKBizにてご依頼ください。 猶予期間を過ぎても/home2の使用量が契約容量を超えていた場合は、データを退避し 使用量が契約容量未満となるまで/home2への書込みができなくなります。 容量超過していたとしても、超過分のデータが自動的に削除されることはありません。 また、契約容量を超えるデータを長期間(1ヶ月以上)置いていた場合は、超過分につ いて課金いたします。 /home2の使用量が契約容量を超えた際は、お早めに契約容量の変更やデータ退避等の 対応をお願いいたします。
4) intel コンパイル版 Gaussian 16 Rev.A の導入
今年度4月にGaussian 16 Rev.A を共用領域(/home1/share) に導入いたしました。 未導入であった、intelコンパイル版の導入が完了いたしました。 導入のバージョンは以下となります。(カッコ内はディレクトリ名) ・バイナリ版 ・legacy (g16a03_legacy) ・SSE4対応 (g16a03_sse4) ・AVX対応 (g16a03_avx) ※D,E,F,Hシステムのみ利用可能 ・AVX2対応 (g16a03_avx2) ※F,Hシステムのみ利用可能 ・PGIコンパイル版 ・AVX対応 (g16a03s_pgi) ※D,E,F,Hシステムのみ利用可能 ・Intelコンパイル版 ・SSE対応 (g16a03s_intel_sse) 【新規導入】 ・AVX対応 (g16a03s_intel_avx) 【新規導入】※D,E,F,Hシステムのみ利用可能 ・AVX2対応 (g16a03s_intel_avx2)【新規導入】※F,Hシステムのみ利用可能 以下の行をバッチスクリプトに記載し、利用されるバージョンを設定してください。 export g09root=/home1/share/(利用バージョンのディレクトリ名)
Gaussian 16 および 09 の利用方法は、「従量利用アプリケーション利用の手引」の
「1.1 Gaussianの実行」をご参照ください。
http://www.j-focus.jp/application_guide/ag0001010000.html
Gaussianの初回利用時はシステム上に登録する必要があります。
OKBiz>「問合せ(技術質問)」 からGaussian利用希望の旨ご連絡ください。
https://secure.okbiz.okwave.jp/focus/
なお、Gaussian 09 利用のため既に登録いただいているユーザはそのまま
Gaussian 16 の利用が可能です。
Gaussianの利用には、計算資源利用料金とは別に
ソフトウェア利用料(1ノード・時間相当あたり 120 円)がかかります。
Gaussian 09, Gaussian 16 の利用にあたり利用料金の差はありません。
また、今週中にもポータルサイト内にFOCUSスパコン上でのベンチマークを
掲載いたします。
https://portal.j-focus.jp (要・SSL-VPN接続)
適宜ご確認のうえ、適切なバージョン、システムでの実行をご検討ください。
<本件に関するお問い合わせ先>
OKBizよりお問い合わせください
https://secure.okbiz.okwave.jp/focus/